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子宮体がん(子宮内膜がん)とは
子宮体がんは、子宮の内側を覆う「子宮内膜」から発生するがんです。
特に更年期以降の女性に多く、不正出血が最も重要な初期症状です。
近年は生活習慣の変化により、日本でも増加傾向にあります。
前駆病変(がんになる前の状態)
子宮内膜増殖症
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ホルモンバランス(エストロゲン優位)の影響で内膜が厚くなる状態
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多くは良性だが、一部が進行する可能性あり
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無排卵・肥満・更年期に多い
子宮内膜異型増殖症
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細胞の形に異常(異型)が出ている前がん状態
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子宮体がんへ進行するリスクが高い(20〜40%程度)
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すでに微小ながんが混在していることもある
類内膜上皮内腫瘍(EIN)
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国際的に用いられる前がん病変の概念
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異型増殖症よりもより明確ながん前段階
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適切な治療介入が必要

子宮体がんの種類(組織型)
子宮体がんは大きく「ホルモン 依存型」と「非依存型」に分かれ、性質が大きく異なります。
① 類内膜腺癌(Endometrioid carcinoma)
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最も多いタイプ(約80%)
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エストロゲンと関連
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比較的進行が遅く、予後が良い
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前駆病変(増殖症)から発生することが多い
標準的な子宮体がん
② 漿液性癌(Serous carcinoma)
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高悪性度・進行が速い
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子宮内膜が薄い状態でも発生
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卵巣がんに似た性質
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再発率が 高い
③ 明細胞癌(Clear cell carcinoma)
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稀だが悪性度が高い
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血行性・リンパ行性転移しやすい
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抗癌剤感受性がやや低い場合あり
④ 混合癌
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複数の組織型が混在
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高悪性度成分があると予後に影響
⑤未分化癌、大細胞癌
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非常に未熟な細胞からなる
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急速に進行
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予後不良
⑥ 癌肉腫(Carcinosarcoma)
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癌(上皮成分)+肉腫(間葉成分)
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非常に悪性度が高い
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再発しやすい
治療について
子宮体がんの治療は、手術を中心に、必要に応じて抗癌剤治療を組み合わせるのが基本です。
① 手術治療(標準治療)
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基本術式:子宮全摘術+両側卵巣・卵管切除
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リンパ節郭清(またはセンチネルリンパ節生検)
ポイント -
早期がんでは手術単独で治癒が期待
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若年で妊娠希望がある場合はホルモン治療の選択肢あり(限定的)
② 抗癌剤治療(化学療法)
適応:進行期(Stage II以上)
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高悪性度(漿液性癌・明細胞癌など)
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再発・転移例
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手術後の再発予防(補助療法)
主なレジメン -
パクリタキセル+カルボプラチン(TC療法)
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ドキソルビシン併用レジメン(状況により)
③ ホルモン療法
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類内膜腺癌(低悪性度)に有効
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プロゲスチン製剤使用
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妊孕性温存治療として選択される場合あり
④ 放射線治療(補助療法)
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局所再発リスクが高い場合
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骨盤内制御目的
子宮体がんの治療について
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子宮体がんは前駆病変の段階で発見・治療が可能
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組織型により進行速度・治療方針が大きく異なる
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早期発見で高い治癒率が期待できるがん*不正出血があれば早めの受診が重要です
子宮体がんにオススメする免疫治療
①類内膜腺がん以外は、抗癌剤治療も効きにくく、再発率も高いため、免疫療法をオススメします。
②類内膜腺がんでも再発例は免疫療法をオススメします。
③過去に乳がんの既往があり、今回、子宮体がんが見つかった方も両方の癌を再発予防のために免疫療法をオススメします。
子宮体がんは、局所再発、リンパ節転移を予防するために樹状細胞ワクチン、肺転移、脳転移を予防にはLAK(活性化リンパ球治療)をオススメします
樹状細胞ワクチン+LAK
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